2023年大晦日なので総括 FIREへの道
人生を変えた1冊との出会い
今年一番の大きな出来事と言えば20年勤務した会社を退職しFIRE生活へ移行したことです。
もともと新卒時よりロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」と読んで40代でハッピーリタイアを目標としていました。
これはどういう内容かというと
・「ファイナンシャルリテラシー」を磨く
・「キャッシュフロー」を意識する
といいうもので、ようは持っていてお金を生み出すものが資産、お金が出ていくものが負債とシンプルにわけお金持ちになるには起業家か投資家になるしかないと位置づけています。
これは当時、大学生だった私には衝撃でした。
いわゆるバブル崩壊最深刻な時期である1999年卒ですが、「いい会社に入って結婚して住宅買って定年退職して人生コール」という既存の社会モデルが完全に崩壊した時期だったのもあったかと思います。
「失業して家なんて負債を買って住宅ローンで首がまわらなく」というニュースが社会でたくさん出回る時期でもありました。
当時決意したのが、「給料から投資に回して遅くとも40代でハッピーリタイア」を目指すことでした。
ITバブル崩壊、リーマンショック、中国バブル崩壊、アジア通貨危機などなど数々のビッグイベントもあり3回ほど大損をしたこともあります。
が、最終的には配当だけで(今のところ)生活できるだけの資産を増やすことができました。
たまたまコロナ危機の時に、現金化しておりダメージ0だったこと、暴落した2020年2月に勝負をかけて一括投資したことが功を奏したのも大きかったと思います。
会社を見限ったリモート会議
そして2023年4月、会社の本年度の説明会で衝撃を受けたのを記憶しております。
もともと会社の不正会計で実質倒産・上場廃止、その後、現在の親会社に買収されていろいろな会社と合併して新会社としてスタートした会社でした。
非常に顧客クレームの多い会社でしたが会社が生まれ変わることを期待して勤務していました。
その間、独身で辞めない私は舐められていたのだと思いますが10年近くなんだかんだと理由をつけて給料が上がりませんでした。
会社の業績が良くなかったため我慢していましたが、サポート部門の責任者として日々顧客クレームなどの重責をこなしてきました(会社が良くなることを信じて!)
が、また不正会計で該当事業部門廃止、上場を目指していたが無期延期になったとヘラヘラ社長が笑いながら言っているのをリモート会議で聞いて完全に頭が真っ暗になりました。
その後のだらだら続いたリモート会議はあまり覚えていません。
ただまあ、経営層には経営能力は無いこと、二度あることは三度あるでまた将来不正会計をして社員の気持ちを台無しにするんだろうなという確信がありました。
結局、気持ちは落ちてしまい鬱っぽくなり仕事と会社に対する熱意は消滅。
ゴールデンウィーク中に気持ちを整理して退職を決意。
結局、2023年5月にFIREを決意し上司に報告。
有給がMAX40日貯まっていたので7月末で有給消化の上、完全退職しFIREとなりました。
FIRE後の生活
給与所得が無くなるのでいかに収支をはっきりさせるかが重要と考えました。
そのためエクセルで資産、負債、家計簿を毎月1月ごとに1枚のシートで管理することとしました。
おかげで何となくしか把握していなかった支出の全体像が見えてきました。
収支がはっきりしてくれば精神衛生上も無駄に不安になることもないのでこれは非常に有効でした。
2023年6月よりエクセルを付け出しましたが、今後もしっかり全体像を把握してFIRE生活を続ける予定です。
今のところは再就職の予定はないかな。
今後に関しては働くにしても、会社ファーストではなく自分ファーストで生きていこうと思います。